カーシェアリングのメリットとデメリット
2015/01/18
カーシェアリングはとても便利で、自家用車を購入するよりも初期費用や維持費用も遥かに優れている。気軽に導入できるのも人気の一つで、登録するユーザーも増えている。ただ他人が良いからと言って、あなたにもぴったり当てはまるかどうかも分からないし、もしかしたら自家用車を持った方が安く感じる人もいるだろう。
そこでこのページは多くの人が導入しているカーシェアリングのメリット部分と実際に使ってみてやはり別の手段の方が良いと思うことのあるデメリットな部分を記載していこうと思う。
■カーシェアリングのメリット
1.価格の安さ
カーシェアリングの価格体型は、企業によって違いはあるものの、月額料金+時間に対する使用料金+走行した距離となる場合が多い。自家用車を購入したときのことを考えてみると安いのが分かりやすいと思う。自家用車を購入する場合、まずは車両の本体価格がかかる。これはもちろん毎月かかるものではなく、最初の購入時点でしか費用として発生しないもののため、初期費用を除いた維持費用の部分で比較したいと思う。
自家用車の場合、車検の費用がかかる。また日々運転する場合は、ガソリン代、さらには駐車場代も月単位でかかる。また最近、軽自動車も普通自動車と同じ自動車税になると話題になったが、この自動車税も自家用車を持つと維持費用としてかかってくる。
これらの金額を考えると、毎日自動車を使用する、もしくは自家用車を持つのがステータスと思う方以外は、コストの削減を出来るカーシェアリングを選ぶのでは無いかと思う。
2.24時間使用できる
自家用車を持つことのメリットとして、いつどんなときでも車を使用することが出来る点が考えられる。この点をカーシェアリングではしっかりと組み込んだシステムになっている。例えばレンタカーを借りる場合はまず店舗に予約する必要があるが、店舗が営業している時間で無いと予約も借りることも出来ない。最近では24時間営業しているレンタカーショップも増えてきたが、やはりまだまだ少ない印象だ。それと比較すると、カーシェアリングは24時間制のため、いつ緊急事態が起きて車を使用するときが来ても、すぐに借りることが出来る。いつもは電車で向かっている場所も終電も気にするような時間帯であれば、24時間すぐに借りられるカーシェアリングが自家用車と同じ形で借りることが出来るので、とても便利な点だろう。
3.近隣の駐車場から出発できる
自家用車のメリットとして考えられるのは、自宅に駐車場が完備されていれば外に出なくてもすぐに出発することが出来る。特に近くのコンビニやスーパーなどに買い物に行く程度であれば、自転車や歩きでは時間がかかるが、自家用車であればすぐに運転して出発できるので便利である。カーシェアリングでは、どの会社にするか、もしくはどの地域に住んでいるかによって、大きく異なる可能性もあるが、現在存在している多くの駐車場が提携されており、すぐに借りることが出来るのである。そのため、カーシェアリングを選ぶポイントとして、価格帯のチェックもあるが、自宅にどれだけ近い場所で借りられる会社かどうかをしっかりとチェックしておく必要がある。また、カーシェアリングの利用者も最近は増えてきており、提携している駐車場が増加している状況であるため、カーシェアリング会社のページを定期的にチェックして選ぶ際の判断に加えて欲しい。
■カーシェアリングのデメリット
1.予約時間が決まってしまう
カーシェアリングで車を借りる場合、開始時間と返却時間を設定する必要がある。これはもちろんレンタカーも同様だが、自家用車を所有している場合はそんな細かい設定は無いと思う。もちろん何人かで自家用車を運転しているようなら、ある程度何時までに返して欲しいなどのやり取りはあると思うが、カーシェアリング等で次借りる人は他人である。そのため、次の人に迷惑がかからないよう返却時間は守らないといけない縛りが出てきてしまう。ただ、その後に借りている人がいないようであれば、延長することも可能である。
2.給油の際のガソリンスタンドの指定
自家用車やレンタカーの場合は、給油する場合は自らが支払う必要がある。もちろんこれは当然のことで、ガソリンがなくなってきた段階でガソリンスタンドに入り給油する。ただカーシェアリングの場合は自ら支払う必要は無く、月額料金および使用料金の中にその金額も含まれている。ここまで聞くと、カーシェアリングのメリットの部分になるのだが、実際にカーシェアリングの車を運転しているとガソリンがなくなる場合がある。これはカーシェアリング会社の人が定期的に給油してくれるのではなく、使用して減ってきた段階で利用者が給油するという仕組みになっている。もちろんその金額は、カーシェアリング会社が支払うので問題ないのだが、その給油するガソリンスタンドの指定がある。利用する前にカーシェアリング会社をしっかりと調べてほしいが、例えば指定のガソリンスタンドに遠回りしてしまった場合、返却時間に間に合わない可能性も出てくるかと思うので、注意が必要である。先にどのガソリンスタンドで給油する必要があるかを把握し、給油する場合の経路を組み立てておけば、カーシェアリングを上手に使いこなすことが出来るだろう。
3.地域によって異なる
先ほどのメリットの「3.近隣の駐車場から出発できる」と少し矛盾してしまう部分もあるが、澄んでいる地域によって、カーシェアリングを提携している駐車場の数や場所が変わってくる。どうしても都心などには人が集まるため、カーシェアリングを使用できる場所が自然と増えてくる。しかし田舎やあまり交通手段が発達していない場所の場合、そもそもカーシェアリングの車を借りるために、電車で移動して使用しなくてはならない可能性がある。カーシェアリングの良い部分として自家用車と同じ感覚で運転できるということだが、電車で移動手段が発生してしまうと自家用車とは全く違うと思う。私の実家は神奈川だが、周りにはあまり提携している駐車場が無く、今のところは使い勝手が悪いため実家では使用してなく、都内のほうで使用している状況である。もっと利用者が増加することで、都心に集中せずにどこでも利用できるようなカーシェアリング業界になってほしいと願う。